本学の共通教育科目は「総合教養科目」「外国語科目」「保健体育科目」および「単位互換科目」の科目群から成り立っています。
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在学生 | 一般の方 |
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本学では、総合大学の特長を生かして幅広い分野の総合教養科目が提供されています。本学の総合教養科目は、「人文科学」「社会科学」「自然科学」「総合系列科目」および「学修基盤科目」の5つに分けられています。
総合教養科目は、人文・社会・自然科学、総合系列科目、学修基盤科目の5分野から構成されています。人文科学とは私たち人間の様々な営みを対象とする学問、社会科学とは社会における人間の様々な活動について実証的な方法で分析し、客観的な法則性を探求する学問、自然科学とは自然に関する諸現象を取り扱い、その法則性を明らかにする学問です。総合系列科目は現代社会を理解するための科目であり、人文・社会・自然の学問的領域を超えた様々な側面から解説し、総合的な理解を得ることを目的にしています。学修基盤科目は学問と向き合うための正しい姿勢や学問的技法、学ぶことの意義について理解するための科目です。人文・社会・自然科学では少人数で行う「教養ゼミ」も開講しています。
科目名:Practical English Ⅰ
Productive English(略称:PRO)
高校までの授業では、「英語学習者(English Learner)」として、英語の単語や文法を学習してきたと思いますが、この授業では「英語を使う」ことにフォーカスします。英語のプレゼンテーションやライティングなどの活動を中心に、英語を使いながら学び、英語を学びながら使っていきます。学生は英語の文章を読んだり聞いたりして理解し、その内容に関する発表を行うという学習活動を行います。この「英語を使って情報を入手し、英語で伝える」という活動を通して、「教科としての英語」から「道具としての英語」へと意識を変えていきましょう。
科目名:Practical English Ⅱ
Reading&Writing(略称:REA)
習熟度別クラス編成を導入する科目です。
この授業は、グローバル化が進む現代社会における様々な課題を題材とし、アクティブ・ラーニング形式で英語のリーディング力とライティング力を総合的に向上させることを目的としています。英文を単に日本語に訳すのではなく、批評的思考力を養いながら英語で書かれた文章を深く理解することに重点を置きます。特に、テキストの主張や論理構造を分析し、著者の意図や背景にある文化的コンテキストを考察していきます。さらに、リーディングを通して得た知識をもとに、自分の考えを英語で表現する能力を磨きます。最初はセンテンスから始めますが、最終的に50語程度の比較的短いパラグラフを書けるようになりましょう。
科目名:Practical English Ⅲ
Communicative English(略称:COM)
習熟度別クラス編成を導入する科目です。
この授業は、英語の話す力と聞く力に焦点を当て、自分の身の回りのことや興味があることについて英語を聞いて理解する力をつけるとともに、そこで学んだ表現を用いて英語で説明したり、他者とやりとりしたりする力をつけることを目的としています。
科目名:Core EnglishⅠ~Ⅲ
就職活動やビジネス社会においてますます英語力が重要視されてきています。英語力を証明する指標として広く用いられているのがTOEICのスコアです。そこで本授業では、e-learning
教材を使用してTOEICの受験に必要とされる発展的な英語の文法・語彙力、リーディング力、リスニング力を高めていきます。また卒業後も継続的に学習を続けることができるよう、授業内だけでなく授業外でも計画的、かつ自律的に学習する力を養います。
この授業では、学生一人ひとりに合わせて構成された教材を進めていきます。それぞれが苦手な部分を集中的に学習し、弱点を克服していきます。
ほどんどの学科において英語は必修科目で、1年次から履修します。授業は、TOEIC®Testsや英検などの受験を視野に入れた「検定対策クラス」やネイティブスピーカーが担当する「会話クラス」といった「目的別クラス」が設けられ、英語をいろいろな方法で学べるようなシステムになっています。特に1年次で学ぶフレッシュマン・イングリッシュでは3種類のクラスを全て受講し、2年次からの英語に向けて自分に合ったクラスを選ぶ参考にします。
インターミディエイト・イングリッシュ(2年次※1)
クラス名 | 略称 | 開講学期 | 内容/目標 |
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リーディング&ライティング | R&W | 前期および後期 | 深く読む練習、思いを伝える練習をしよう。 |
検定対策英語 | ESP | 前期および後期 | 英検、TOEICTestなどのスコアアップを目指そう。 |
CALL&オーラル・コミュニケーション | C&O | 前期および後期 | 英語でどんどんコミュニケーションをとろう。 |
※1…2年次と3年次に分けて1週間に1回の履修になる学部学科もあります。
ほとんどの1年次生にとって英語以外の外国語を学ぶのは初めてではないでしょうか。英語以外の外国語を学ぶことは世界をより広く知るためのよい手段であり、さらに言語を通してその国の歴史や文化を学び異文化に触れることで豊かなコミュニケーション能力も培われるはずです。将来に向かって新たな可能性を広げましょう。
1年次 | 2年次 |
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IA・IB | ⅡA・ⅡB |
初級や入門レベルです。各語学で詳細は異なりますが、概ね基本的な文法、発音や読解などを学びます。 | 中級レベルです。ⅠA・ⅠBでの学習を踏まえ、文化的側面や日常表現などを学びます。 |
ドイツ語
テディベアが生まれたドイツ。アディダスもプーマもドイツ生まれ。モーツァルトやシューベルトの音楽を育んだオーストリア、実はクロワッサンやトルテを生んだお菓子の国。アルプスの少女ハイジが育ったスイスは、ヨーロッパの屋根にして水源である自然豊かな国。自然と文化がつまったおとぎの国々からグリム童話も紡ぎ出されました。そしてシーボルトや森鴎外ゆかりの医学、自動車、カメラ、時計などの機械産業、アインシュタインの理論など、科学を発展させたドイツ語。ドイツ語を通じて、ドイツの留学生たちとともに学び、ときにはサッカーに興じる学生生活を送ってみませんか。
フランス語
パリであれ、田舎であれ、人々がふだんどおりに暮らすことがそのまま最高のもてなしとなっている偉大な観光国フランスは、誇りとともに自国の言葉を育て、鍛え、受け継いできた国でもあります。フランス語を学ぶことは、デカルトの言葉、ルソーの言葉、人権宣言の言葉を学ぶことなのです。いっぽう、"manga"や"anime"を愛するあまり日本語を学びはじめる若い人たちが増殖中で、いまや福大にも毎年10人近いフランスやベルギーからの留学生が来ています。ぜひみなさん自身の手で、日仏交流の新たな歴史を刻んでください。
中国語
私たちが学ぶ中国語は、中国大陸で「普通話」と呼ばれる、中国の北方方言を基礎とする共通語です。中国語は、中国大陸のほか、香港、台湾、シンガポールやマレーシアなど、東南アジアの国や地域、さらには世界各地の華人社会でも広く使われており、使用人口の非常に多い言語です。中国語をマスターすれば、多くの人と交流ができるようになり、みなさんの世界を広げてくれることでしょう。また、最近では福岡の街中で中国語を話す旅行者と出会うことも少なくありません。ぜひ、中国語を話す人々を身近に感じながら、中国語を学び、中国語を使って交流してみましょう。
スペイン語
スペイン、中南米の多くの国、赤道ギニア共和国、アメリカ合衆国内のヒスパニックなど世界中で5億をはるかに超える人がスペイン語でコミュニケーションをしています。また、第2外国語としての学習者が世界一多い言語です。アメリカ合衆国で約800万人がスペイン語を学習しています。環太平洋経済圏にある日本にとっても今後非常に重要な言語になるでしょう。フランシスコ・ザビエル以来、日本とスペインの関係は深く、キリスト教文化の影響も深く日本に刻まれています。広大な世界と触れるためにスペイン語を学びましょう。
朝鮮語
「アンニョンハセヨ?」このことばをきっと聞いたことがあると思います。いまや全国の駅や空港でハングル表示がされています。それだけたくさんの人が韓国から日本に来ているということです。とりわけ福岡にはたくさんの人がやってきます。朝鮮語(韓国語)は私たちにとても身近な外国語です。あいさつの「アンニョンハセヨ?」を覚えたら、さっそく使ってみましょう。緊張しながらでも大丈夫です。あなたのあいさつに、にっこり微笑んで「アンニョンハセヨ?」と返事があることでしょう。朝鮮語はこうして使いながら、楽しみながら、学ぶことができる外国語です。朝鮮語の授業を受講して、朝鮮語をつかってみませんか。
ロシア語
日本でロシア語を知っている人は少ないから、Rが左右反転したような文字を見て、「これはロシア語で、『私は』という意味だよ。」なんて教えてあげたり、「ロシアアニメ『チェブラーシカ』って、『バッタリ倒れっ子』という意味なんだ。」とか、「アニメ『ウサビッチ』の刑務所の壁のポスターには実は綴りの誤りがある。」とか、「周期律表で有名な科学者メンデレーエフには日本人の孫がいたんだ」なんてさりげなく披露すると、ちょっとかっこいい。ボリショイ劇場でのバレエやオペラの鑑賞、世界三大美術館であるエルミタージュ美術館、宇宙への玄関口バイコヌール宇宙基地等々、興味のある人は、迷わずロシア語を学ぼう。
日本語
日本で学生生活を送っている留学生の皆さんは、日常的に日本語が聞けるのだから日本語力は自然に向上するはずだと思っていませんか?
授業でも生活でも日本語が使用されるからといって、日本語がうまく使えるようになるわけではありません。なぜなら、皆さんにとって日本語は第二言語だからです。独学では限界があるのです。大学生にふさわしい日本語能力を習得するには、そのために準備された日本語Ⅰ・Ⅱを受講することが必要です。専門の学習を進めていくための力だけでなく、生活で周囲と理解し合うための対応力、さらにアルバイトや就職した時に役立つスキルまで目指しているのが留学生対象の日本語科目です。
健康を維持し体力を増進するにはどうしたらよいかという科学的な知識は、生涯の各時期におけるクオリティ・オブ・ライフを高めるために有用です。そこで、生涯を通じて役に立つ健康・保健教育を提供するという目的で、本学では保健体育科目がすべての学部で必修単位として設定されています。
本学は、福岡市の西部地区に位置する五大学(九州大学、中村学園大学、西南学院大学、福岡歯科大学および本学)間で連携する協定を結んでいます。2年次生になれば、他大学キャンパスで他大学の開講科目を受講することができます。詳しくは教務一課(文系センター棟低層棟1階)にお尋ねください。