更新:令和4年3月25日
特待生・奨学・授業料等減免制度 |
奨学金の概要
本学では日本学生支援機構奨学金への推薦および独自の特待生・奨学・授業料等減免制度を実施しています。
その他にも地方自治体、民間育英団体が実施している奨学制度があり、広く利用されています。
本学学生の約5割がいずれかの制度を利用しています。
これらの制度には、返還義務のないものと返還義務のあるものがあり、条件もそれぞれ異なっていますので、必ず事前に確認をしてください。
・本制度は2020年4月から始まった経済的に困難な学生を支援する制度で、授業料減免と給付奨学金の二つの支援を併せたものです。
・募集は、年2回、毎年春と秋に行います。
・採用後も経済状況に応じた支援区分の見直し、学業成績、学修意欲等による審査があります。
・詳しくは、文部科学省特設サイト「高等教育の修学支援新制度」及び日本学生支援機構「奨学金の制度(給付型)」をご覧ください。
≪募集時期≫
4月上旬、9月上旬
≪新規採用人数≫
240人(令和3年度実績)
≪支給額(月額)≫
私立大学・住民税非課税世帯〈第Ⅰ区分〉の場合
(自宅通学)38,300円
(自宅外通学) 75,800円
※支援の区分は3段階あり、世帯構成や年収などで異なります。
※給付奨学金家計急変採用
予期できない事由(主たる家計支持者が失職、破産、事故、病気若しくは死亡等または火災、風水害等の災害等)により家計が急変し、急変後の収入状況が地方税情報に反映される前に支援の必要がある場合は学生課奨学金窓口に相談してください。(ただし事由が発生してから3か月以内の要件があります)
・人物、学業ともに優れ、経済的理由によって修学困難な学生に対し、日本学生支援機構から貸与される制度です。
・貸与期間は、標準修業年限内です。手続きは大学が取扱います。
・詳しくは日本学生支援機構のホームページをご確認ください。
特に優れた学生で、経済的理由により著しく修学困難な者に貸与されます。
≪募集時期≫
4月上旬
≪新規採用人数≫
123人(令和3年度実績)
≪貸与額(月額)≫
2万円から6万4千円まで、通学形態や家計基準によって選択できる金額が異なります。
第一種奨学金より、ゆるやかな基準によって選考された者に貸与されます。
≪募集時期≫
4月上旬
≪新規採用人数≫
327人(令和3年度実績)
≪貸与額(月額)≫
2万円から12万円まで選択できる金額が異なります。また、12万円を選択した場合に限り、医学部医学科生は月額4万円、薬学部生は2万円の増額を希望できます。
1年次(編入学生の入学年次を含む)において、第一種、または第二種の貸与を受ける者は、希望により、増額(10万円、20万円、30万円、40万円、50万円から選択)して貸与を申込むことができます。(入学時特別増額貸与のみを申込むことはできません)
家計の急変(主たる家計支持者が失職、破産、事故、病気若しくは死亡等または火災、風水害等の災害等)で奨学金を緊急に必要とする場合は、学生課奨学金窓口に相談してください。(ただし事由が発生してから1年以内の要件があります)
貸与終了後は、約束どおり確実に返還する必要があります。返還金はただちに後輩の奨学金として運用されます。返還が滞ると、後輩の奨学金交付に支障をきたすことになります。また、回収会社による督促や個人信用情報機関に登録されることになります。
前年度の学業成績並びに品行の特に優秀な学生を「特待生」として表彰する制度です。2年次以上の各学年、各学部学科より約200名が選ばれ、奨学金として30万円が授与されます。
人物、学業成績ともに優秀でありながら、経済的理由で学業継続に支障をきたすおそれのある学生を支援し、優れた能力の伸長と有為な人材の育成を目的として設けられた本学独自の制度です。
課外教育活動において、極めて特異な能力を有し、かつ、優れた業績を示した者を育成する制度です。(学友会活動・授業の一環で取得した資格試験を除く)
≪対象学年≫
全学年
≪募集時期≫
12月
≪採用予定人数≫
10人程度
≪給付額≫
最高20万円(活動内容、実績により決定)
修学の意思および能力を有しながら経済的理由により学生生活に支障をきたすおそれのある者を支援する制度です。
≪出願資格≫
・学部に在籍する者
・出願の1年以内に、家計支持者の失職、死亡その他の事由により家計が急変し、修学が困難になった者
≪募集時期≫
5月と11月予定
≪募集人数≫
10人程度(令和3年度実績は9人)
≪給付額≫
30万円
修学に意欲があり学業を確実に修了できる者で、経済的理由により就学が困難なため、本学が提携する教育ローンを利用している者の利子補給として、給付する奨学金です。
≪募集時期≫
12月下旬
≪募集人数≫
100人程度(令和3年度実績は20人)
≪給付額≫
医学部医学科を除く学部学科:5万円以内
医学部医学科:10万円以内
※(5)の内容についてはこちらをクリックしてください
※(6)の内容についてはこちらをクリックしてください
修学の意思および能力を有しながら、経済的理由で学生生活に支障をきたすおそれのある者を支援する制度です。卒業後10年以内で返還しなければなりません。毎年出願が必要です。
≪対象学年≫
全学年
≪募集時期≫
4月上旬
≪募集人数≫125人程度
(令和3年度実績は129人)
≪貸与額≫
64万円
※福岡大学奨学金定型約款はこちらを参照してください。
定期の採用時以外でも主たる家計支持者の失職、死亡その他の理由によって家計が急変し修学が困難になった場合は、願い出により緊急に奨学金の貸与を受けることができます。
まずは、学生課奨学金係までご相談ください。
修学の意思および能力を有しながら、経済的理由で学生生活に支障をきたすおそれのある者を支援する制度です。卒業後10年以内で返還しなければなりません。
≪対象学年≫
標準修業年限内の最終学年次生(医学部・薬学部生は6年次生、その他の学部は4年次生)
≪募集時期≫
4月上旬~5月中旬
≪募集人数≫
50人程度(令和3年度実績は2人)
≪貸与額≫
50万円
※福岡大学有信会奨学金定型約款はこちらを参照してください。
主たる家計支持者の死亡、失職、減収、疾病、災害、その他やむを得ない事情により、過去1年以内に家計が急変し、修学の継続が困難となった者を支援する制度です。
≪募集時期≫
5月、11月(予定)
≪減免額≫
原則として前期または後期の授業料および教育充実費の範囲内(最大100万円)
大規模災害または感染症の拡大の影響等により、家計が急変したと認められ、かつ、修学の継続が困難となった者を支援する制度です。
≪募集時期≫
災害発生時
(参考:過去の実績)令和3年8月の大雨による災害、令和2、3年度新型コロナウイルス感染症拡大、その他災害、地震等
≪減免額≫
原則として前期または後期の授業料および教育充実費の範囲内(最大100万円)
地方公共団体や民間団体による奨学制度があります。内容は、日本学生支援機構に準じたものが多く、大学を経由して申し込むものと、本人が直接申し込むものがあります。月額は団体によって異なります。各団体からの募集の案内は、掲示板等で行いますので、見落としのないようにご注意ください。募集時期はおおむね4月から5月になります。
Q:奨学金の募集はいつありますか? |
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A: | 在学募集(大学に入学してから申請を行う)は、4月に申請を受け付ける定期採用と、家計が急変(生計維持者の死亡、会社の都合による失職等)した場合に申請を受け付ける給付奨学金(家計急変採用)、貸与奨学金(緊急・応急採用)があります。 定期募集は、例年4月始めに行っています。詳細は、3月の成績発表時期に掲示やFUポータルでお知らせしますので、見落としのないようにお願いします。ただし、新入生の皆さんへは入学予定者に対して送付する『新入生スタートダッシュブック』(入学式の日程、入学後のスケジュール)の中でお知らせします。 家計急変の場合は随時受け付けています。学生課の奨学金窓口にご相談下さい。 |
Q:どのような基準で選考されるのでしょうか? |
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A: | 成績と家計で選考します。 |
Q:申し込めば必ず採用されますか? |
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A: | 採用予定人数により、条件を満たしていても採用されない場合があります。 |
Q:採用された場合、奨学金はいつから貸与されますか? |
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A: | ○日本学生支援機構奨学金(給付・貸与) |
⇒定期募集(4月)で採用された場合は、6月から振込みが開始されます。 | |
○福岡大学奨学金(貸与) | |
⇒定期募集(4月)で採用された場合は、9月に一括で貸与(振込み)されます。 | |
○福岡大学有信会奨学金(貸与) | |
⇒定期募集(4月~5月)で採用された場合は、7月に一括で貸与(振込み)されます。 |
Q:日本学生支援機構奨学金の予約採用について教えてください。 | |
A: | 日本学生支援機構の奨学金は、高校3年生の時点で申請することができます。申請や面接、採用候補決定通知の受取りなどは、すべて高校の事務室が取り扱っていますので、詳しくは在学している高校の事務、担任、奨学金担当教諭にお尋ねください。3年生に進級された時点ですぐに問い合わせることをお薦めします。 既に採用候補決定通知を受取っている方は、大学の指定する日時・場所(『新入生スタートダッシュブック』を参照)へ忘れないように提出してください。予約採用の場合、早ければ5月から奨学金を受給できるようになります。 |
Q:日本学生支援機構奨学金の貸与月額の変更はできますか? | |
A: | 学生生活上継続して必要が生じた場合に月額の変更ができます。ただし、短期間に増・減額を繰り返すことなどは認められません。 「奨学金貸与月額変更願(届)」は学生課にありますので、希望する方は申し出てください。 |
Q:奨学金を途中で止めることはできますか?
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A: |
奨学金の必要がなくなった時点で、止める(辞退といいます)ことができます。「異動願(届)」の提出が必要のため、希望する方は学生課奨学金係に申し出てください。ただし、時期によっては、辞退をご遠慮いただくこともあります。なお、日本学生支援機構給付奨学金(修学支援新制度)は辞退することができません。 辞退後、引き続き在学し返還を猶予したい場合は「在学届」が必要です。この「在学届」は、日本学生支援機構が定めたもので、大学が発行するものではありません。ご注意ください。 また、除籍、退学により離籍する場合も「異動願(届)」の提出が必要のため申し出てください。 |
Q:休学するのですが奨学金はどのようになりますか? |
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A: |
休学中は、奨学金を受給できません。学生課で奨学金休止手続きを「異動願(届)」により行ってください。復学された際には、あらためて「異動願(届)」により奨学金復活の手続きが必要です。 |
Q:奨学金は留学中も受けられるのでしょうか? |
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A: |
○休学せずに留学する場合 ⇒継続申請の手続きをすることで受給できますが、留学前に必ず学生課奨学金係の窓口に申し出てください。また、奨学金を受給していない場合も、新たに第二種奨学金(短期留学)の申し込みができます。詳細については、学生課奨学金係にお尋ねください。 ○休学して留学する場合 日本学生支援機構貸与奨学金 ⇒「留学奨学金継続願」(所定の様式)を提出することで、貸与奨学金を継続して受けることが認められる場合があります。詳細については、学生課奨学金係にお尋ねください。 日本学生支援機構給付奨学金(修学支援新制度) ⇒休学中と同様の取り扱いとなります。 |
Q:成績不振の場合、奨学金はどうなるのでしょうか? |
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A: |
○日本学生支援機構給付奨学金(修学支援新制度) ⇒成績が振るわない場合は、「警告」または「廃止」という措置をとります。また、極端に成績が振るわない場合は、支給済みの給付奨学金および減免された授業料の返還を求められることがあります。 ○日本学生支援機構貸与奨学金 ⇒成績が振るわない場合は、「警告」という措置をとります。また、極端に成績が振るわない場合は、「一ヵ年停止」や「廃止」の措置をとります。標準修業年限内で卒業できるように、単位はしっかりと取得し留年しないようにしてください。 ○福岡大学奨学金(貸与) ⇒希望する場合は、毎年の申請が必要になります。一度採用されても、成績が振るわない場合は次年度以降採用されないことになります。標準修業年限内で卒業できるように、単位はしっかりと取得し留年しないようにしてください。 |
Q:一度採用されれば、最終年次まで受給できますか? |
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A: | ○修学支援新制度 ・日本学生支援機構給付奨学金 ⇒毎年4月・7月・10月に「在籍報告」、12月に「給付奨学金継続願」のインターネットでの提出が必要です。この手続きを怠ると、奨学金が止まります。また、年に2回適格認定が行われます。 【適格認定(学業)】 毎年4月に学業についての審査が行われ、成績によっては奨学金が廃止となる場合があります。 【適格認定(家計)】 毎年10月に家計について日本学生支援機構による審査が行われ、家計状況によっては、奨学金の金額が変更となったり、停止(1年間)となる場合があります。 ・授業料等減免 ⇒授業料等の減免についても、毎年3月、9月に「授業料等減免申請書」の書面での提出が必要です。この手続きを怠ると、授業料等の減免が停止します。 また、上記の給付奨学金の適格認定結果と連動しており、減免額が変更となったり、減免が停止となることがあります。 ○日本学生支援機構貸与奨学金 ⇒毎年12月に「奨学金継続願」をインターネットで提出し、『適格認定』を受けなければいけません。この手続きを怠ると奨学金が止まります。くれぐれも忘れないようにしてください。お知らせは掲示やFUポータルでおこないますので、見落としがないように注意してください。 ○福岡大学奨学金(貸与) ⇒採用期間は1年間なので、必要な方は毎年4月の申込が必要です。 |
Q:返還はどのようにすればよいのでしょうか? |
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A: |
○日本学生支援機構奨学金(貸与) ⇒返還誓約書を提出し、卒業後20年以内(借用額によって異なります)に口座振替(リレー口座)により返還してください。 ○福岡大学奨学金(貸与) ⇒卒業後10年以内に返還しなければなりません。卒業した年の11月から返還が始まります。毎年、11月中旬に返還通知と振込用紙を送付します。毎年の返還額(年賦額)は、借用総額の10分の1です。例えば、借用総額が256万円であれば、年賦額は25万6千円です。 ○福岡大学有信会奨学金(貸与) ⇒卒業後10年以内に返還しなければなりません。卒業した年の11月から返還が始まります。毎年、11月中旬に返還通知と振込用紙を送付します。毎年の返還額(年賦額)は、借用総額の10分の1で5万円になります。
※どちらの奨学金も、返還金が後輩の奨学金としてまかなわれます。返還が滞った場合は、遅延損害金を徴収され、法的措置をとられることもありますので、十分注意してください。
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Q:返還期限の猶予はできるのでしょうか? |
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A: |
○日本学生支援機構奨学金(貸与) ⇒日本学生支援機構にお問い合わせください。 ○福岡大学奨学金(貸与) ○福岡大学有信会奨学金(貸与) どちらの奨学金も、大学院等に進学した場合、災害または傷害疾病により返還が困難な場合には、申し出により返還期限を猶予することがあります。 誓約通りの返還が困難になった場合は、日本学生支援機構奨学金の場合は日本学生支援機構へ、福岡大学奨学金の場合は福岡大学へ必ず連絡をしてください。放置すると延滞金を徴収され、法的措置をとられることもありますので、十分注意してください。 |