4月〜9月にかけて、日射・気温・風等の気象条件が重なった日に「光化学オキシダント」が発生することがあります。福岡は、大陸からの影響による大気汚染の影響を受けやすい地域です。特に「光化学オキシダント」は、従来より健康への影響が懸念されているため、その濃度がリアルタイムで監視され、一定濃度を超えると福岡県・福岡市から注意報等が発令されます。近年は大陸からの大気汚染物質の飛来が著しく、PM2.5などの影響と供に光化学オキシダントが従来よりも高い値で検出される傾向にあります。
★ 光化学オキシダントの注意報等発令時の対応
センターでは注意報および警報等が発令された場合、学内WEBサイト(FUポータル等)を通して、学生及び教職員への注意報等発令のアナウンスをすると同時に、事前に福岡県に提出した「光化学オキシダント緊急時削減計画届書」に従って、施設の空調停止等の緊急対応(下表参照)により「光化学オキシダント」原因物質の削減対策を実施しています。関係者の方にはご迷惑をおかけしますが、ご協力よろしくお願いします。
対応場所 |
緊急時対応 |
注意報 |
警 報 |
重大警報 |
文系センター棟 |
空調停止 |
空調停止 |
空調停止 |
60周年記念館 |
空調停止 |
空調停止 |
停 止 |
A 棟 |
空調停止 |
空調停止 |
空調停止 |
温水プール |
停 止 |
停 止 |
空調停止 |
医 学 部 |
空調停止 |
空調停止 |
空調停止 |
アニマルセンター |
管理部門空調停止 |
管理部門空調停止 |
空調停止 |
福岡大学病院(本館) |
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福岡大学病院
(西別館) |
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空調停止(管理部門) |
★ 「光化学オキシダント」とは?
光化学スモッグの原因物質であり、主に目やのどの粘膜に影響を与えます。工場や自動車の排気ガスなどに含まれる大気汚染物質が太陽光を受けると、光化学反応をおこし有害な酸化性物質や還元性物質が生成されます。これらのうち、一部を除く酸化性物質の総称を「光化学オキシダント」といいます。この濃度が高くなると、目やのどなどの痛み、息苦しさといった健康への影響が出てきます。
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